新刊“しあわせ”の辿り方「Message1と2」を出版しました 

真実とは

真実とはある人にとって、そのことが真実と見えることでしかありません。

真実とは、何かについての意見や態度や信念であり、それらが創造的な思考の中で、その人の絶対的な現実となったものです。

一人ひとりが、独自の体験や理解・誤解に基づいて、それぞれの真実を創り上げています。

ある人が何かを真実と信じたとしても、他の人はそう信じないかも知れません。

この二人がお互いに理解しあうことができないのは、それぞれが相手の人間になったことがなく、同じ体験の蓄積がないからです。

二人のうちどちらも、お互いの真実を語っているという点では正しいのです。

それぞれが、自分の体験と理解に応じて“見えるようになった真実”を表現しているからです。

ただ、ある人間が「自分の真実だけが唯一正しいものである」ということを他の人に押し付けようとすれば、“お互いの真実”同士の戦いになります。

人間の数だけ、独自の真実があります。