「欲望」とは、つねにどこか未来であり続けるものです。
「欲望」とは、延期そのものです。
「欲望」とは、夢であり希望ですが、現実化はしません。
「欲望」とは、現実ではありません。
もしあらゆる「欲望」を捨てたならば、あなたは自分の人生のリアリティーと直面します。
手に入れ難い品物を貴ぶことがなく
「それゆえに聖人は、欲望を持たないことを望みとし、手に入れ難い品物を貴ぶことがなく、学ばれざることを学び、大衆の失ったものを取り戻す。」
普通の人々は、手に入れにくいものに価値を置きます。
それを手に入れるのが難しければ難しいほど、その難しさに価値を置きます。
それを市場原理とも呼びます。
Masterは、手に入れやすいものに価値を置きます。
Masterは、単純なものごとを尊重します。
Masterは、空腹を満たす食べ物を得ることだけで“しあわせ”になります。
ささいなことで“しあわせ”になるのです。
ささいなことで“怒り”出す人々とは“真逆の性質”です。