これは私の経験則です。
2000年代初頭、私が株式のデイトレーダーとして“板読み”(指値情報から値動きを読む)していた頃、集中力が高い時は0.3秒台くらいまでを時間単位として認識できていたような記憶があります。
その当時は、コンピューターディスプレー上の先に“人間の気配”を感じることができました。
そこで株が上がるチャンス・下がるチャンスに「瞬時性」の概念を利用していました。
注目している株が上がるような気配・下がるような気配を感じたら、「瞬時性」によって即座に反応します。
それは自分に利益をもたらすチャンスを、インスピレーションで感じ取る瞬間です。
私はデイトレーダーとしてスキャルピング(薄利を積み上げて利益を出す手法)を利用していたので、反射神経の勝負でした。
チャンスを感じた瞬間に、このチャンスは本当に大丈夫だろうか?などの“不安・恐れの考え”で躊躇(時間にして2秒以下)したら、そのチャンスは流れてしまいました。
そこで「瞬時性」とチャンスの関係を深く理解しました。
今ではアルゴリズムによるロボットトレーダーがナノ秒単位でトレードを繰り返しているので、人間技では不可能なレベルですが、当時は“瞬時性”による応答が多くの利益をもたらしました。