「その質問は、する意味はあるのか?」BASHARの名言です。
人間はいつも、パラドクスの前で立ち止まっています。
「時間の矢」の概念・「飛ぶ矢は飛ばずのパラドックス」・“祖父のパラドックス”など、たぶん人間の頭でいくら考えたところで、堂々巡りして結論は出ないでしょう。
そこにも、ひとつのパラドクスがあります。
この次元に存在している人間が、この次元以上の「時間」の概念を知覚できるのか?というパラドクスです。
これもまた、“人生迷路”のような行き詰りです。
人間が自分たちの存在を偉大だと思い込み、謙虚でなく生きていても、いずれ「より偉大な力・より深い知性」を必要とする状況がやってきます。
それらを呼び起こさない限り、“パラドクス”という状況は解決しません。
そして人間自体の存在レベルが進化しない中で、「その質問は、する意味はあるのか?」という「問いの中の問い」が発生し続けます。